☆白い魔法使い☆の星言葉紡ぎ

星を詠み言葉を紡ぐ<星言葉紡ぎ屋>新月・満月の星言葉紡ぎ。 店主 白い魔法使い 

2017.3.28 ☆新月の星言葉紡ぎ☆

新月のテーマ☆

今現在手の中にあるもの 実物として持っているもの を通して眺めるもう一つの世界 君を囲む世界の有り様は一体どこから派生しているものなのだろう?

誰から手渡され 誰に託され 未来のどの地点へ引き渡してゆきたいのか?

外側の世界に目を向けた時気づく現在位置 人や時の流れと君の関係性を感じることで新たに設定される目標地点

 

      

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小柄な男が小道を歩いてくる 小柄な男には不釣合いな大きな花束を抱えて

強風が吹くグレーの空の下を黙々とこちらへ向かって歩いてくる

花束の花は風が吹くごとにひらりひらりと舞い落ちる

きっと彼の目的地に着くころには花束はただの茎だけになってしまっているにちがいない

僕はキッチンの窓から小柄な男を眺めている

今まさに狐色のドーナッツが出来上がったばかりなのだ

部屋中に甘い香りがたちこめている

少し窓を開けて換気 濃い桃色の花が誇らしげに咲き誇っている

小柄な男は黙々と歩いている

彼のいる場所は小高い丘の上 そこには分厚い雲がかかっている

僕は珈琲を淹れる もちろんドーナッツを楽しむために

「ここは安全だ」僕は何故だかそう呟く

誰にも邪魔されない空間から外の風景を眺めることの贅沢さ

それでは、あの小柄な男はどうなのだろう?

彼を観察する

黙々と歩いて 曇り空の下を苦痛に満ちた表情で歩いているに違いない

しかし彼はただ黙々と歩いているだけだった

ものすごく楽しいわけでもないけれど ものすごく苦しいわけでもない

そのちょうど中間

意味があるわけでもないし 無意味なわけでもない

僕がたった今していること

ドーナッツと珈琲と安全な家(訳を間違えた映画のタイトルみたいだな)

意味があるわけでもないけれど 意味がないわけでもない

誰にでも共通しそうな平和的な場面と誰にでも共通しそうな見た感じ悲壮な場面

例えば・・そう上手く進まない恋を運んでいるときだってその人は幸せかもしれない

でも誰かから見たら悲壮な場面かも知れない

例えば・・ドーナッツと珈琲と牧歌的な庭にだって殺戮は起こりえる

どこからどこまでが中間と知る時は何か決定的なことが起きた時のみ知ることができる

境界線は曖昧という言葉で片付けられることも多いけれど 光も闇も常に同居しているその瞬間を目撃したら 境界線は曖昧だとは言えなくなる

僕たちはいつも何らかと同居して時間の中を進んだり佇んだりしている

 

僕はもう一度窓の外へと目を向ける

小柄な男の姿は消えて

彼が歩いてきた道には花が咲いていた

彼が運んだ花束の種がこぼれて 風が運んだ

 

僕はドアの外へと足を向ける

ここが境界線?ここから一歩外へ出たら何かが変わる?

いいや、そんなことはないだろう

ただ僕はもう一人のたいしてかわらない自分の景色の中を歩いてみたくなった

たいしてかわりない僕はこの世界に一体どれくらいいるんだろう?

安全な家を飛び出しても尚怖くはなくなる術は小柄な男が辿った道のりに関係があるはず

たいしてかわりのない僕がそこかしこにいることを理解するために

椅子から腰をあげる

ドーナッツと珈琲をリュックにつめて

 

丘を歩いてくる僕は悲壮に見えるだろうか?

誰かが僕をかわりのない自分と思ってくれた時

ドーナッツと珈琲をそこへ置いてこようと思う

なんだか楽しそうだ

とっておきの気の利いた楽しみじゃないか?

        

           

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これが欲しい あれが欲しい あんなこといいなできたらいいな

あれがあればああできる これがあればこうできる

そんな願いは誰でもいつでも持っていて それが夢だったり理想だったりします

満月と春分を通過してきた私たちには今そんな願いがギュッと詰まった袋を持ち運ぶ段階にきているのかもしれません

持ち運ぶ場所は未来

こんな風になればいいのに ということに具体的に形をもたせた人もおられるでしょう

夢だと思っていたことが叶いつつある

夢だと思っていたことを成し遂げた

夢は現実になてみると案外 普通だったりして

ひとつドアを抜けるとそこにはまた現実があって・・と、夢は永遠に続く門をくぐるようなものなのかな?と思ったりします

 

この新月では夢のゲートをくぐった後の世界

つまり夢みたいな現実の中を歩いてゆきますよ というふうに感じています

その夢というのは良いことばかりのニュアンスばかりではなく

手に入れたもの(夢)を今度は持ち運ぶ番ですよ ということ

手に入れただけではなく維持管理 継続 夢との信頼関係が崩れていないか?

などを自ら問い続けながら歩く道のはじまり

信頼関係というのは 運んでいるものに対して誠実であるか?正直であるか?という問いに対してイエスと言えればオッケー(なかなか難しい)

運んでいるものはあなたの人生 life

気が抜けない日々のはじまりともいえます

責任を持って続けられるのか?時間をかけて育めるのか?

といったことを頭の隅に置いて

 

面白いことにその責任を全うしているかどうか?という道中自体に満たされる感覚を覚えてきそうな新月

頑張った 努力した なかなか動かなかったことが何かの拍子にブレイクスルーした

責任をお返ししながら歩いてきた結果なのではないでしょうか?

それは歓ぶべきこと

遠慮せずに歓んで きっとそのエネルギーは次の門へとあなたを導く

 

後になって振り返ってみれば 結果よりも道のりに大切なことがたくさん隠れてた

それを一足飛びにしないで踏みつけないでやってこられた

そのことに対して大きな達成感を得られるような新月

意図していた夢とは違う現実にいるとしても その意味は後になって分かるよ

だから今は自分を信じて歩こう 一人でも夢のゲートが見えているとするならばそこへ向かおう

 

他者からの目線 意見によってあなたが今どのような状況にあるのか?を知る良い機会にもなりそうです

自分以外のところで花が咲いて その花のレースが徐々に自分に迫ってきたときにやがてあの時自分が撒いた種がこのように美しい景色を見せてくれていると窓の内側から観て気づくような

 

私の周りの景色は荒廃して見える そんな風に感じることもある

けれども 実際のところそれぞれに荒廃した風景の中を歩きながら

小さな灯を運んでいる

それに気づいた者同士がアドヴァイスを送りあったり 微笑みあったりできる

ごく個人的でありながらどこにでも繋がってゆくような

 

今日この記事を書いている日にはロンドンでテロがありました

一瞬で曖昧な境界線が崩れる命の現場

そんな表裏のない現実を見つめる時 何らかのシンパシーを感じます

一刻もはやく痛い人や悲痛な叫びが穏やかになりますように と祈る時

きっと時空を越えて 境界線を忘れています

それは人間のプライドであり尊厳でもあり品格でもあると私は思います

そのような事態であってもそのようにあれる人たちがまだなおたくさん生きて接することができるということを知ります

それは生の歓び 手の暖かさや心が通う瞬間 リアルで怖いけれどもリアルの中にしか見つけられないこと

そんなことから目をそらさずにいたいと思う新月です

 

普段は気づかないような些細なところに目を配る 感じたことを感じたままに素直に述べる それを人が聞いてどんなふうに感じるのか?そのリアクションから力強い生命の炎を得ることもありそうです

結果を得て さらに続く道のりを知り 今度は歩いてゆく道のりそのものを感じてゆこう

 

    

          

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          ☆マヤンカレンダーで見る新月のテーマ ☆

 

3月28日新月 調波51 太陽の入力 kin204  黄色い太陽の種

 

 

今回の新月では調波51での<意図の開花を満たす>というテーマが熟成する時。

無理矢理どうこうする、人に対して謙虚な気持ちなしで事を進めると、それはそのまま自分自身に還ってきますよ、というシンボルにも思えます。

意図、というものが自己中心的という意味ではなく、己の道に忠実に生きられる時こそ周りの状況に対しても実は謙虚でり、尊重していられるのかもしれません。それがいくら自己中心的と思われようとも、迷わずに善き道をひたすらに気持ちよく歩いてゆけるか?そんなことをこの新月では改めて考えてみたいです。

自分を通して見た世界が人との繋がり方、人生のありようを作っていると考えてみたらそのスケールの大きさを感じられるかもしれません。

私を真ん中に置いているのだけれど、周りで起きている事象こそが私の輪郭を濃く創り上げてゆく。

そんな外側の世界にそっと触れるような新月

 

親愛なるすべての友へ☆

 

幸運を祈る。   白い魔法使い

 

 

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