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☆白い魔法使い☆の星言葉紡ぎ

星を詠み言葉を紡ぐ<星言葉紡ぎ屋>新月・満月の星言葉紡ぎ。 店主 白い魔法使い 

2017.2.26  ☆新月の星言葉紡ぎ☆

最新記事 新月の星言葉紡ぎ

 

新月のテーマ

<未来へ引き渡してゆく力 今できることを息せき切って練り上げる 

混沌を静寂と知恵の光で溢れさせる 善とも悪ともダンスする光の束のように>

 

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昨夜、恐ろしい夢を見たんだ。

何から何まで足りない夢。「何が足らない?」と問い詰められるのだけれど一体何と答えればよかったのか僕は分からないまま目を覚ました。

足らないものなんてないはずなのに・・そう思いながら机に向かう。

僕は物語を書いている。誰に読んでもらうつもりもない物語を。

「足りないものは何?」さっきの夢への答えでも今日は書いてみようか。

例えばこういうこと。

僕って一体誰?どこにいるの?ここにいない誰かに何を伝えようとしているの?誰でもない誰かに書き続ける意味なんてあるの?誰も知らずに過ぎてゆくこと、知りたくもない、聞きたくもないかもしれないことの蓋をあけて、その中を覗き込むような行為、それって何のため?

覗き込むことによって少しだけ分かったこと。

覗き込む時、そこには過去も未来もないし、暗くも明るくもない。ひっそりとした場所で、偽りのない自分の姿と出会う。外野がいないからいたってシンプルに僕は僕を見ることができる。鏡を覗き込むように、いたってシンプルに。

今日は顔色が悪いな、今日は浮かれた表情をしているな、そんな風にいたってシンプルに。複雑な要素を徹底的に省いてみると、結果はシンプルだ、当たり前だけど。

みたまんま、感じたまんまの僕の姿、ひっそりとした静かな場所に佇む姿を見るために僕は毎日その蓋を開けに行く。そして物語を少しだけ書き進める。

それと同時に、足りないことも頭の中に渦巻き始める。

何のため?誰のため?世界のため?(まさか!)

僕は悪夢の中でこう答えるべきだったかも知れない。

「一度シンプルにすることによって、今日をはじめるため。」

そうだ、僕は未来を諦めているわけではない。深いところへ潜って、何かを探って光を当てて見てみようとする行為は決して今に背を向けているわけではないはず。

僕はひょっとしたら期待すらしているかも知れない。今日が素晴らしい一日となりますように、全てが一瞬で変わって杖を一振りすれば世界に魔法がかけられるような甘い夢に期待しているかもしれない。

それって馬鹿げた夢かもしれないけれど、光に手を伸ばしたい欲望という活力の原動力かも知れない。

僕らは夢が夢であることを心の底では願っていたりしないだろうか?

夢と現実の狭間の混沌で夢は潰されてきたのかもしれない。これ以上馬鹿げたことを言うのは止めなさい、これ以上適当なことを言ったら許さないぞ、という暗黙の了解。それって恐ろしいことに自分の中で巻き起こっている、夢つぶしごっこ、夢つぶし戦争。

だったら僕はそれを止めようと思う。

人は孤独であるが故に集団へと回帰したくなる。集団は孤独から守ってくれるだろうか?そうではないこともあるって大人になったらよく分かった。だから時に孤独を共に明日への糧をコツコツと育む。

明日への糧を育む自由があるならば、その方法を未来へつなげたい。それは罰せられる行為でもなければ、恥ずかしがるような行為でもない。

僕は、僕らは、時間や時代や生まれた場所なんかの大きな枠組みの中にいながら、個人として残してゆくものを持ってる。何かの形にしてみたり、教えたり、ピンチを救ったり救われたりしながら、残されてゆくもの、伝えてゆくもの。全然派手じゃない毎日のなかにそんな瞬間が紛れ込んでいる。

僕にとっては本当のことが誰かにとっては嘘。

誰かにとっての真実は僕にとっては嘘。

完璧には分かり合えないと分かっているから、なるべくシンプルなままで偽りなく対峙したい。そんな想いだけが真実。そのような人たちと目が合えば照れながらも、小さな声で挨拶できるかもしれない。

「やあ、そっちの世界の調子はどうだい?」

「悪くないよ。」

「そっちはどう?」

「なかなか楽しいよ。」

一人ずつの世界に花が咲くように「楽しんで!」そう声を掛け合って別れる。

そんなことを続けてゆくことが「足りないこと」に潰されそうになる時の唯一の方法。

 

それで、足りないことって何だっけ?

僕が何者であるか?何を成し遂げたいか?

それは僕が手を繋いだり、抱きしめたりできないほど遠くの未来の誰かだけが知ってること。結果はその頃に分かる。もしも結果というものを望むなら、遠くの遠くの人たちへと呼びかける、そのエネルギーのみ。

僕は悪夢にこう答える。

「何度も何度もシンプルに答えてゆく。事が難しくなればなるほど足りないものを要求するのではなく、シンプルなことを用意する。足りなさを要求することを止めて、本来の姿を提示する。今はここまでしか分からないよ、未来の君に託すよ、と話しかける。未来に要求するんではなく、コツコツと積み上げる、今出来るできるだけ美しい生命の形を表現する。」

足りなさに屈しない、世界は実はシンプルに絡み合いながら構成されている。

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 自分が何者であるか?成し遂げるべき課題は何か?

そんな風に力む時、このやり方じゃ間違ってるんじゃないだろうか?という不安が押し寄せることがあります。ただ、シンプルに生きるということの難しさ。なかなか思うように歩けないもどかしさ、みたいなものを新月ホロスコープを見ていて思いました。

初期衝動よりも周辺の細かなことに気をとられたり、評価を気にしすぎるあまり自信をなくしてしまったり。

そんな時は少し力を抜いて。スッと一人になれる空間へと入ってみる。孤独を悪とせず切り離すことで、分かりやすくするために、手を引く、そんなことも大切になってくるかもしれません。

相容れなさにものすごく傷つくのならば無理はしないで。

一人であることは悪でも恥ずかしいことでもない。自分が放ったことは自分へと矢になって帰ってくる。だから複雑になってしまったところにあえて身を浸している場合ではない、という緊急なイメージも見受けられます。

なんとなく~大丈夫な気がする~と言って見て見ぬふりをしていたら、えらいこっちゃ!になる危険性も含んでいるような。

幸い「ねえ、大丈夫なの?」「それ本当に望んでいる状況なの?」と問いかけてくれるような新月です。もうこれ以上は無理だ、そう思うことがあるのならばゆっくりでもいいので手を離してみよう。

あなたが痛めつけられることをあなたは望んでいますか?

 

はい、ここからどんな世界がはじまるでしょう?と問いかけるような、どうしようもなく離れるもの近づくものが私たちには等しい距離で準備されているようです。善いことも悪いことも。どれも避けては通れないのならば、自身の芯に備わっている体や心の強さにフォーカスしてみよう。

きっとシンプルさを保つコツがそこにはあると思います。

 

思ったよりも遠くへゆける、遠くへと続く希望が満ちたり引いたり、面白い新月

押し寄せる波みたいな巨大なエネルギー。

何でも飲み込んで、何でも吐き出して。

個人の小さな欲望なんて通用しないような自然の力のような。だからこそ、畏怖の念を覚えたり。だからこそ、そこから脱出をはかってゆきたいような。無理だと知っていても無茶苦茶に暴れてみたいような。切ないけれども、生きてるかんじが生々しい。神話のようでもあるし、超現実のようでもある。繰り返しながら終わって始まってゆくもの。終わるから頑張る、はじまるから頑張る。

混沌としているのにそぎ落としたことを表明してゆこうとする力は、それぞれ全く違う方向を向いているように見えるのに、実は言いたいことは一つ。

「次の世代に何をどんなふうに残してゆきたいの?」

ということだと思います。

それは人それぞれ違う分野で翻弄されながらも(満月頃から顕著な)、律して、小さきものを脅さず、簡単な言葉で、シンプルな笑顔で答えてゆくこと。

蓋をはずした世界の中身がいくら混沌としていようとも、美しくて目がくらみそうな風景だったとしても、余計な脚色を採用せずに受け渡してゆきたいことだけを記す、創り上げる、生活してゆく、ようなこと。

 

ここから先しばらくはファンタジーみたいな世界ばかりを夢見ているわけにはゆかないかもしれない、という現実を味わいながらも生きてゆく、続いてゆくことを諦めないために新月に祈ろう。

 

足りなさよりも、希望の光で世界を浄化して、大地には力強い炎がダンスしてることを想像の力でいつでもその景色に会いにゆけることを。

そして今持っている叶えられた花束を大切に持ち運ぼう。

ハーモニーのバランスを取りながら渡り歩く、踊り続ける私たちの知性に祝福を。

 

親愛なるすべての友へ 幸運を祈る

                      白い魔法使い 

 

 ☆おまけ

新月のタイミングが23時58分と日付をまたぐ時間帯になるので、翌日の雰囲気を・・。

硬くなっていた心も体もふんわりと解けてゆくような雰囲気。わだかまりや確執も穏やかな波に洗われたようにピカピカと輝きはじめそうです。フッと肩の荷を降ろして明け方の風景を眺めるような。何も始まっていないことに安堵して、静寂にもたれてしばし休息を。疲れたね、でも、よくここまで来たね。まもなく朝日が昇りはじめる。

 

グッドラック☆