☆白い魔法使い☆の星言葉紡ぎ

星を詠み言葉を紡ぐ<星言葉紡ぎ屋>新月・満月の星言葉紡ぎ。 店主 白い魔法使い 

2017.2.11 ☆満月の星言葉紡ぎ☆

 

☆2017/2/11  満月のテーマ☆

<わたしを越えた場所 期待を超えた場所で偽りのないわたしに出会う

 自ら飛び込んだ場所で翻弄されながらも着地点を見つける試み

 誰かが創り上げた神殿に王様はいない 

 幻想を打破する勇気と賢さのギフトを受け取る>

 

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ここの場所は何もかもがつまらない ここの場所は何もかもが守られすぎている

ああ、嫌気がさしてくる

毎日誰かに見張られている気分

ミルクをこぼせば召使が飛んでくる

欠伸をすれば整えられたベッドに連れてゆかれる

何も言わないのに 勝手にそうされるんだ

思ったことが瞬時に見抜かれる世界

思ったことがすぐに叶っちまう世界

ああ、嫌気がさす

 

僕はここを抜け出す決心をした

夜中にこっそり 月はデカくて どこもかしこも照らし続けてる

まるで逃げ場がない気分

でも今夜しかそのチャンスがないことは知っている

僕はここを抜け出す決心をした

 

あの通路を渡り あの草原まで走りきる あの城壁を越えれば

あちら側の世界 自由の国

僕がそう思った瞬間 体は通路を越え草原の上空を駆けぬけ城壁の上にあった

「まただ 本当に何もかもがそのまんまな場所。」

 

城壁からの眺めに唖然とした

そこに広がっていた風景

そこには何もなにも無かった

いや あった

僕がさっきまでいた 嫌気がしてた場所 そのままそこにあった

 

虚しさに涙が溢れ 膝をついた

月は相変わらず照らし続けている

そのまんまの世界を

 

もう一度戻るしかない しかし何か決定的に違うことを考えながら、だ

僕は嫌気がさしているばっかりで そうではないこと つまり

本来望んでいることを望みきっていただろうか

心に嘘をついていたのは僕かもしれない

ミルクをこぼしたから掃除をしてくれ

欠伸が出たんだから眠いんだ

誰か誰かどうにかしてくれよ

僕はそんな風に願っていたんじゃないだろうか

 

僕は足元の石ころを一つ手のひらに載せてみた

「一体何を望めばいいんだい?」

つまらない形のよくある石

石はほんのり光った

「さあ、あなたが望むことを望めばいいのではないかしらねえ」

石は答えた

「話ができるのかい?(石なのに)。」

「あなたがそう望めばね。あなたはこの場所の王様なのよ。誰が何と言おうとも。

それはね代えられないの。皆が一人づつ違う場所の王様なのよ。つまらない場所、

甘えの場所、救いの場所、楽しみの場所・・。そうね、役割があるのよ一人に一つ

づつ。役割を間違えると大変よ。つまらないものをどんどん生産するの。嫌気がさす

ことが増幅するの。そろそろ、お心を切り替えてみてはどうかしら?王様。」

 

満月の光はいくぶん弱まりつつある

僕はとぼとぼと元いた場所へ戻り歩いた

「もうそろそろ 大人になろう 僕が僕であるために

 僕を越えて 僕などなくなるほど願うことのために

 今の僕がなくなったとしても 僕は消えない 新しい僕がそこにはいる」

 

彼が歩いた道の小石も草原の草も朝日を浴びて輝きだしている

彼はまだそのことに気づいていない

小石が囁く

「グッドラック」

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衝動って様々な反応から成り立っています

様々な反応が引き起こすものが衝動として現れるとも言えます

感動 悲観 喜び 怒り

葛藤を経て 沸き起こさせてくれる外部からの刺激を求めてやまない理由はこのあたり

にあるのではないでしょうか?

葛藤やモヤモヤを打破したい欲求

 

打破したいと思う前段階として ここではなかった ここではないどこかへ

という希望をわたしたちはいつもどこかに抱えているような気がします

 

怖いけれども突然の出来事 突拍子もない話題 

これに乗っかれば楽そうだし

気休めに心躍らせてみよう 誰かが踊っているのを隅のほうから観ていよう

だって私じゃないし だって私はここにいるのが安全だし

でも本当は飽きているんだけど

でも本当は何かが違う気がするの

実際は心にそぐわないの

履いているうちに馴染むだろう決め込んで履き続けているブーツみたい

 

今回の満月では

声高に叫ばれる欲求や要求をそのまま鵜呑みにしてはいないだろうか?

手では触れられない形のないものを知らず知らずのうちに脇においやっては

いないだろうか?

ということを思慮深く冷静に考えるように と促している気がします

いけいけゴーゴー その裏には

自己責任でね 見極めはご自信で

というシビアな注意事項があることを見落としがちになりそう

立春の星言葉紡ぎ

http://立春の星言葉紡ぎ

で書かせていただいたように

もう一度心の原点へ立ち返ることも大切なポイントとなると思います

忘れていた純粋な動機 誰ともシェアできなくとも平気な命の源のような場所

そこへ立ち返ってみる

 

蝕をともなった満月。普段よりも影響は強く出るかもしれません。

立ち返りながら、ということについてシビアな面から先に書きましたが、これも一つ

のテーマであるかもしれないと思いました。

たくさんの望み、願望、切望があふれ出す中、キラリと光り始めた原石はあなたに何を

始めさせようとしているのでしょうか?

「ただ一つの何か」について精一杯やってごらん、ということかもしれません。

言い方、やり方、考え方、生き方・・あれもこれも素敵そう、あれもこれも夢見たいな

話。

そのどちらだとしても「ただ一つ大事なこと」それに向かいなさい、ということ。

以前はぼんやりとしか思い描けなかったこと、言葉にできなかったこと、行動に移せなかったこ

と。それが今ならばグッと前進するような気配。

それと同時に、「そうなの!ずっと心の隅ではそう思ってきたの!」というところまで引き返す。

という過去と現実が同時進行してゆくような面白い力がこの満月にはあるように思います。

引き返してる、だけど、前進している。

それは、とても個人的なものであるが故に小さな声からはじまることがら。

それは、実際のところ言葉にしようとしてもうまくいかない種類のことがら。

だったら、はじめてしまおう。

過去のあなたと今のあなたの目があって「よし、大丈夫」そう頷き合えれば最高の形で

夢見る力が復活する。

 

その為に、先へ進むために、本来の自分へ立ち返ることを促す跳躍力のある満月

 

経験は誰の元にも平等に訪れます 

自らが選び その場所で何があろうともひるまず 前を見続ける根気

長い時間をかけて見据えてゆく勇気

そんなことを学び得てゆく季節のはじまり

 

いつの日か最高の形で今積み上げている経験を皆と共有してゆくために

手で触れられないことやものに敬意を払いつつ

奇跡を信じ続けよう そして進もう

 

共にある友人たちへ

 

幸運を祈る☆   白い魔法使い