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☆白い魔法使い☆の星言葉紡ぎ

星を詠み言葉を紡ぐ<星言葉紡ぎ屋>新月・満月の星言葉紡ぎ。 店主 白い魔法使い 

2017/1/12 ☆満月の星言葉紡ぎ☆

満月・新月の星言葉紡ぎ

☆蟹座満月のテーマ

< プライドの在り処を知り 打ち出す 光は反射し跳ねっかえる 痛みや感動

全ての感情が 捕らわれの身だったお姫さま(または王子さま)を解放する光となる>

 

捕らわれているのは 随分昔に忘れ去られた 王国

誰もが その存在を知っていながら 忘れたふりをしている王国

そこに近づくことは 危険なこととされているから

誰が言い始めた訳でもなく

そんな風に いつの間にか 皆が思っている 危険な王国

話が深まるにつれ 時代が時間が過ぎるにつれ 埃が蓄積するように

記憶が埋没するように 良い時代があったことも忘れてしまう

残ったのは あまり良くない噂や作り上げられた物語

それが 忘れ去られた王国

 

ある日 勇者が立ち上がる

あの王国に立ち向かう 

そんなに薄気味悪いものはこの世界から無くなったほうがよい

しかし 勇者はボロボロになって帰ってくる

「僕は 大事なものを 忘れていた。」

皆は知りたがる。

「何をもってすれば あの王国を滅ぼせるのか?」

勇者は言う。

「滅ぼす?滅ぼすなんて無理さ。僕が僕自身を滅ぼせないのと同じく。」

「それでは 忘れていたものって何だい?」

「どうして僕が あの王国に立ち向かったのか?その意味が分かるかい?」

皆は口々に言う。

「名誉」「誇り」「肝試し」「愛国心

「そのどれもが正解。だけれど、僕はそれらを全部あの王国に置いてきてしまった。

今はひとつの結果だけが残ってる。」

「何だい?」

勇者は静かに言う。

「僕が僕自身を滅ぼせないのと同じく 僕が今ここにいるっていうこと。

王国の中には 何もなかったよ。ただ自分を写す鏡みたいな世界。

僕は怖くなって 虚脱した。何もないんだぜ。

名誉も誇りも こちらの世界でしか通用しない。

あっちでは何の意味もない。 足元がサッとなくなるようなかんじさ。

王国には何もなかったんだ。可笑しいだろ?

それでも何とか帰ってきた。

今あるものは何だ?

僕がここにいる、っていうことだけ。

僕は今ここにいるってこと、それだけ。」

 

プライドって不思議なもの 

少し前まで大事に大事に育ててきたはずのプライド

時間をかけ 労力をつぎ込んで 作り上げたお城みたいに

崩せない 

崩したら 全てが無くなるかもしれない

 

満月は「そのプライドって実際どんなものなの?具体的に教えてよ。」

そう言っているように思えます。

必死であれこれ身振り手振りで説明しようとする

すればするほど 何だったっけ?

わたしのプライドって何だったっけ?と答えから遠のく

そもそも何でプライドのことなんか知りたくなったの?

壊して作り直すため

壊されるべき偶像を虚像 怖さの対象

愛しすぎて ただ手放せなくなったもの

賞味期限が切れてるのに パッケージが素敵だから飾ってある 缶入りクッキーみたい

 

具体的に夢描けなくなっているものを夢と勘違いしていないだろうか?

プライドのために それを夢や希望だと思い込んでしまってはいないだろうか?

記憶の誤差 

間違いや指摘は 合わせ鏡のように自分との対話のなかで引き出される

(運が良いことに他者との関係性からも引き出されるような満月、わたしたちはツイテ

ル。)

認識の誤差を認めることで 視界はぐんと広くなる

拓けた場所に プライドの炎を抱いて立っていられるようになる

それは誰からも侵害されない場所でありつつ

そこを訪れる者には 広く門を開けて自由な雰囲気に包まれているような場所

 

プライドの炎は消えやすく 小さくなったり大きくなったり時として

取り扱いが難しい

自分に向けた光で傷を負うこともあるかもしれない

けれども その光は跳ね返る

あなたが真ん中にいるかぎり

あなたがあなたという存在の光を絶対に隠せないように

跳ね返り 外へ向けて放出される

 

希望の芽を摘んでしまうような 痛みに気づくこと

 

冷たい土の下で 爆発的なエネルギーをためている種

種も鎧を着ている

大切なものを守るため

放出してゆくものを制限するため

守ること 

彼のそれも 彼女のそれも 守ることはできないかもしれない

けれどもわたしたちは 努力できる

それが 唯一のプライドなのかも

 

尊重しあう 

そのために 一度捕らわれたあなたの影を探してみるのも良いかも知れない

忘れられた王国に勇者の炎が灯りますように

そして あなたがあなたと再びめぐり合えますよう

王子様 お姫さまの幸運を祈る☆

 

星言葉紡ぎ屋 白い魔法使い